SERVER
サーバー

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サーバー

サーバーとは

サーバーとは「ユーザーのニーズに応じたサービスを提供するコンピュータ」のことです。サーバーには必要なデータを保存しておく 役割と、利用者からの「この情報が欲しい」というリクエストに対して「データを提供する」役割があります。またサーバーに対してデータを受け取る側、 つまり私たちが普段使用するPCやスマホは「クライアント」と呼ばれます。一般的にサーバーと呼ばれるものには2種類の意味合いがあります。 一つはWebサーバーやメールサーバーなどのように特定の要素に特化し、リクエストに応じてデータを提供する仕組み(ソフトウエア)のことを指します。 もう一つはそのソフトウエアを含むコンピュータ全体(ハードウエア)を指します。このハードウエアとソフトウエアの各サーバーが連携して動作する ことにより、さまざまなサービスをクライアントに提供することが可能です。

サーバーの種類について

サーバーの種類は、共用か専用か、物理的か仮想的かで、以下の5種類に分けられます。 Webサイトの規模や用途に応じて、 適切なサーバーを選ぶ必要があります。

  • ・専用サーバー
  • ・共用サーバー
  • ・VPS(仮想サーバー)
  • ・クラウドサーバー
サーバーイメージ

専用サーバーのメリット・デメリット

専用サーバーとは、一台のサーバーを購入もしくはレンタルし、企業や個人で専有する使い方です。ほかのユーザーの影響を受けずに 自由な設定が可能です。専用サーバーは、利用者側にroot権限のある専用サーバーと、サーバー会社側にroot権限のあるマネージドサーバーに分けられます。
専用サーバーのメリットとしては、他のユーザーの影響を受けずにサーバーを快適に利用できる点が大きいですが、OSやアプリケーションを自由に選ぶこと ができ、CPUやメモリの使い方も契約者の自由な点もメリットと言えるでしょう。デメリットは性能が良いため費用は高くなることです。 また、サーバーを自分で運用し、メンテナンスする知識とスキルがなければ利用できません。

共用サーバーのメリット・デメリット

共用サーバーは複数のユーザーまたはクライアントが同じ物理的なサーバーリソースを共有して利用するタイプのサーバーです。 一つのサーバーが複数のユーザーによって使用されるため、リソース(CPU、メモリ、ストレージなど)や帯域幅が共有されます。共用サーバーは小規模な ウェブサイトや個人のブログ、メールアカウントなどのホスティングに適しています。
共用サーバーのメリットは初期費用やランニングコストを抑えられる 点、サーバーに関する専門知識無しでも運用可能な点です。デメリットとしては、管理権限(root権限)がサーバー会社側にあるため自由度が低い点、 利用できるソフトウェアやアプリが限定的な点、同じサーバー内の他のサイトの影響で負荷がかかる点が挙げられます。

クラウドサーバーのメリット・デメリット

クラウドサーバーとは、クラウドプロバイダーが提供するクラウド環境に構築された仮想的なサーバーです。 従来の物理的なサーバーとは異なり、必要な分だけCPUやメモリなどのリソースを設定した仮想サーバーをクラウド上に構築して利用できます。
メリットとしては、自分のニーズに合わせて必要なリソース(CPU、メモリ、ストレージなど)を選択して利用できることです。さらに、 物理的なサーバーと比較して、設定や管理が容易であり、コスト効率も高いとされています。デメリットとしては、初期費用が安い反面、 従量課金制のため、ランニングコストが高額になる点、他のサーバーの影響を受けて一時的にパフォーマンスが低下する点、クラウド環境なので セキュリティ対策を厳重にする必要がある点が挙げられます。

ソフトウェアとしてのサーバー

ソフトウェアとしての「サーバー」とは、特定の目的や機能を提供するために設計されたプログラムやアプリケーションのことです。 これらのサーバーソフトウェアは、クライアントからのリクエストを受け取り、それに応じて処理を行ったり、データを返したりする役割を果たします。 ソフトウェアとしてのサーバーの種類及びその説明を以下に挙げます。

  • ・ファイルサーバー
  • ・webサーバー
  • ・メールサーバー
  • ・データベースサーバー
  • ・DNSサーバー
  • ・FTPサーバー
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ファイルサーバーとは

ネットワーク上でファイルを管理・共有するための機能を提供するサーバーです。ファイルサーバーを利用すれば、OSや場所を 問わずにクライアントPC間でデータのやりとりができます。クラウド型とオンプレミス型があり、前者であれば社外からアクセスできるため、 リモートワークに活用できます。あらかじめ付与された権限に応じて、閲覧だけでなく変更、コピー、移動、削除といった操作もできます。

webサーバーとは

ユーザーからのリクエストに応じて、Web上のコンテンツであるテキストや画像データ、フォームなどを送り返すサーバーです。 Webページをクライアントに表示する上で必要である、文章が書かれたHTMLファイル、ページ内の構成やデザインを調整するCSSファイル、 画像ファイルなどが納められています。Webサイトを運営するためには欠かせないサーバーです。

メールサーバーとは

メールを送受信する際に必要なサーバーです。送信用と受信用でサーバーが分かれています。送信サーバーはSMTPサーバーといい、 受信サーバーはIMAPサーバーやPOPサーバーと呼ばれます。メールを送信する際はSMTPサーバーが次に紹介するDNSサーバーとともに宛先を見つけ出し、 IMAPやPOP3サーバーにある利用者ごとのメールボックスへ送信します。

DNSサーバーとは

DNS(Domain Name System)サーバーとはIPアドレスとドメインを紐付けるためのサーバーです。IPアドレスとはWeb上の媒体の 識別番号であり住所のようなものです。そして、その識別番号に名前を付けたものをドメインと言います。IPアドレスをドメインに変換するDNSサーバー はインターネットを利用するために必要不可欠です。

データベースサーバーとは

データベースサーバーは、データベース管理システム(DBMS)を実行し、データベースへのアクセスを提供するコンピューター システムまたはソフトウェアです。データベースサーバーは、データの永続的な保存、検索、更新、削除などの機能を提供し、複数のユーザーが同時に データベースにアクセスできるようにします。データベース内で整理されている情報を検索し、処理結果を返します。

FTPサーバーとは

FTP(File Transfer Protocol)サーバーは、ファイル転送プロトコル(FTP)を使用してファイルを送受信するために設計された サーバーコンピューターまたはソフトウェアです。FTPサーバーは、クライアントからのFTPリクエストを受け取り、ファイルのアップロードや ダウンロードを可能にします。

サーバーの導入メリット

サーバーの導入メリットを以下に挙げます。

  • ・データの集中管理
  • ・共有リソースの提供
  • ・セキュリティの強化
  • ・バックアップと復旧
  • ・パフォーマンスの向上
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これらの詳細を以下で説明します。

データの集中管理

サーバーを導入することで、組織内のデータやリソースを一元化し、集中管理することができます。このことから、データの整理や バックアップが容易になり、情報のセキュリティやデータ管理の効率性が向上します。

共有リソースの提供

サーバーを使用すれば、複数のユーザーが同じリソース(ファイル、アプリケーション、プリンターなど)にアクセスできるように なります。サーバーを導入することで、同じプロジェクトを進めるチームや組織内での効率的な作業が可能になります。

セキュリティの強化

サーバーは、セキュリティ機能を提供し、アクセス制御やデータの暗号化などの手段でデータを保護します。サーバーを導入する ことで、機密性やデータの保護が強化されます。

バックアップと復旧

サーバーを導入することで、データの定期的なバックアップを実行し、災害が発生した場合の復旧を容易にすることが可能です。 サーバーを導入することで、データの喪失や破損から保護され、BCP対策にもなります。

パフォーマンスの向上

サーバーは、専用のハードウェアやリソースを利用することで、高速で効率的な処理を行うことが可能です。サーバーを導入することにより、システムのパフォーマンスや応答速度が向上します。

スケーラビリティの向上

サーバーは、必要に応じてリソースを拡張したり、新しい機能やアプリケーションを追加したりすることができます。このことから、 組織の成長や変化に柔軟に対応することができます。

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